分散型ネットワーク

特定の拠点が破壊されても全体としては機能する通信システムとして構想されたのが分散型ネットワークである。ARPAの研究に携わるアメリカ各地の研究機関同士をつなぐARPAnetはこのようなネットワークとしてスタートした。ARPAnetでは、効率的なデータの送受信とエラー回避のためのパケット交換システムも採用された。

TCP / IP

1970年代後半から1980年代にかけて、コンピュータ技術が飛躍的に発展すると同時に、ネットワーク技術も発達し、1983年にはTCP / IPがARPAnetに正式に採用された。TCP / IPは、分散型ネットワークにおけるパケット交換を簡易かつ効果的に実現するもので、現在のネットワーク技術の基盤となっている。

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